2013年11月10日日曜日

11月30日(土)開催「コリアン・ランチとフィリピン・スイーツの週末を」 会場までの経路案内

11月30日(土)午前11時~に開催します、

コリアン・ランチとフィリピン・スイーツの週末を。
 ~多文化共生のまち『東九条』で、知る、食べる、作る~」
http://kyomirai16.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

の会場までの経路案内です。
京都駅八条口からと地下鉄九条駅からの2通りを掲載しています。
ご参考にしていただけると幸いです。

1 京都駅八条口から
京都駅八条口から外に出たら、八条通を東にお進みください。

写真は竹田街道と八条通の交差点(東向き)です。
まっすぐ東に進みます。








河原町通までまっすぐ進みます。
河原町通を南に曲がります。








 


河原町通を南に進むと、レンガ造りの「五十嵐工業」さんが見えてきます。













五十嵐工業さんの壁沿いに、左(東向き)に曲がります。












そのまままっすぐ進むと、南側の市営住宅の1階に、京都市地域・多文化交流ネットワークサロンが見えます。入口からお入りください。








2 地下鉄九条駅から

地下鉄九条駅から地上に出たら、北側の歩道を東に進みます。

写真は九条通と烏丸通の交差点の南西角から北を見たものです。









九条通を東に進むと、竹田街道との交差点(大石橋)の向こうに「和食 さと」が見えてきます。

「和食 さと」を通り過ぎて東に進みます。










河原町通まで進みます。

九条河原町の交差点に着いたら、横断歩道を東に渡り、河原町通沿いに歩道を北に進みます。









 河原町通を北に進むと、レンガ造りの「五十嵐工業」さんが見えてきます。

五十嵐工業さんの手前を右(東)に曲がります。










そのまままっすぐ進むと、南側の市営住宅の1階に、京都市地域・多文化交流ネットワークサロンが見えます。入口からお入りください。











2とおりの経路を紹介しましたが、これ以外の経路を通って会場に向かうのもなかなか楽しいです。
みなさま、お気をつけて会場にお越しくださいませ。

イベントのホームページ:http://kyomirai16.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
イベントのフェイスブックページ:https://www.facebook.com/events/213861812128796/

2013年11月7日木曜日

未来まちづくりフェスタ (2013年10月19日)

 2013年10月19日 未来まちづくりフェスタ 開催!!


私達、チーム16 【外国人にとって住みやすいまち京都】は、今まで行ってきたグローバル子育て講座の様子や、京都に住む外国人の方のインタビュー及び【異国暮らし体験クイズ】を出展しました。 

思いのほか、耳を傾けて下さる方が多く【グローバル】って気になるキーワードになってきているんだなと実感いたしました。
良い機会を得れた事に感謝いたします。

折角のお祭りなので、イベントの様子やメンバーの雰囲気をお伝えできればと思い動画を作ってみました。 





☆☆☆ お知らせ ☆☆☆

11月30日(土)チーム16でイベントを行います!!

【コリアン・ランチとフィリピン・スイーツの週末】

 詳細は11月4日のブログ記事をご覧ください。(1つ前の記事)


ご興味のある方は、下記アドレスまでメールをお送りください。

お待ちしておりまーす。 \(^o^)/

16tabunka@gmail.com




2013年11月4日月曜日

イベントを行います。11月30日(土)午前11時~「コリアン・ランチとフィリピン・スイーツの週末を」

京都市未来まちづくり100人委員会 チーム16のイベントを行います!

タイトルは、

コリアン・ランチとフィリピン・スイーツの週末を。
 ~多文化共生のまち『東九条』で、知る、食べる、作る~」

 毎日たくさんの外国人観光客が行き交う古都・京都。でも実は、いろいろな国から来た約4万人もの外国人が暮らしているまちなんです。
 さまざまな文化的背景を持つ人々が暮らす京都・東九条の「今」を通して、美味しいごはんやデザートを食べたり、作ったりしながら、いつもと違う趣きの京都を味わってみませんか?

 
 

 
 
・内容

 「知る」=「東九条から国際都市・京都の『今』を考える」
 

 韓国・朝鮮籍のみなさまを中心に、さまざまな文化的背景をもつ人々が暮らす東九条地域で、多文化共生の拠点となっている京都市地域・多文化交流ネットワークサロンからのお話で、実はたくさんの外国人の方と知らず知らずに行き交っている国際都市・京都の「今」を考えてみましょう。
 

 「食べる!」=「おまたせ!! コリアンおひるごはん!」

 韓国料理店「シゴル」さんで、地域に根付いた本場の韓国料理を味わいましょう!

 「作る!!」=「おうちでも出来る!かんたん料理体験
         ~コリアン料理またはフィリピンのおやつ」
 
 実際におやつを作ってみましょう!
 食にこめられた文化の違いを、舌で味わってみましょう。
 覚えて帰って、ぜひおうちでも作ってみてください。

・ご案内

 日 時: 2013年11月30日(土)11:00~15:30
 場 所:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
      (京都市南区東九条東岩本町31)
      <アクセス>
    JR京都駅・市営地下鉄京都駅八条口より、徒歩15分。
       市営地下鉄九条駅より、徒歩15分。
 

 参加費1,500円(昼食、料理体験・材料費込)
       ※当日現金でのお支払いとなります。
 定 員20名(先着順) 
 もちもの エプロン
 お申込み方法:①参加される方のお名前、②連絡先電話番号(緊急時のみ利用)、
           ③料理体験希望(コリアン/フィリピンのどちらか)を以下まで送信してください。
           メールアドレス:16tabunka@gmail.com
 締 切:11月23日(土)中です!お早めにお申し込みください。
 
 問い合わせ先:090-5058-1358(矢野)

 講師のみなさん、参加者のみなさん同士の交流ができて、おいしく、気楽に学べるようなイベントにしたいと思っています!
 ぜひご参加くださいませ!

2013年10月16日水曜日

『グローバル京都を楽しもう!Vol.1 』情報誌を発行しました

 乳幼児ママも、ご近所や自宅で国際交流を楽しみ、
地域や子育てについての、視野やネットワークを広げよう! 
ママ目線で、グローバル都市京都の魅力を伝える講座を企画、情報誌を発行☆

◆ 特徴 ◆
1) 市民の手で、多文化共生社会にむけた啓発誌1号を発行(活動報告・情報提供)。
2) ターゲットは、今までは国際交流に関心うすかった、乳幼児の子育て世代。
3) これまであまり啓発の対象でなかった層に、「子育て」をキーワードとして「国際」「地域まちづくり」への関心を高めるための仕掛けを設定。4) 作成担当者(第1号分)は、乳幼児を育てている主婦2名(左京区・中京区)。
5) 配架場所: 今月中に3000部、京都市営保育所(予定)、乳幼児親子つどいの広場、児童館、図書館、いきいき市民活動センター、国際関係機関に送付、配架依頼。


2013年9月10日火曜日

9/14(土)多文化共生ワークショップ

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NPO日本ファシリテーション協会 関西支部 9月定例会 @ 東山三条
『多文化共生社会へのファシリテーションとは?
「ひょうたん島問題」を”体験学習”し、グローバル教育や地域活動について
“ミニOST”で語り合おう!』 with 京都市未来まちづくり100人委員会テーマ16
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多文化共生、ファシリテーション、とちょっととっつきにくそうなテーマですが、活動内容自体は、カードゲーム要素のあるおしゃべりをしたり、自分の関心にあった小テーマでおしゃべりしたり、と気楽に参加できる内容です。企画スタッフは、主婦・通訳、NPO職員、公務員、留学生、薬剤師、ビジネスマン。いろんな人々や考え方と出会いに、どうぞお越しください!

今回は会場保育(子ども一人:半日1000円)もあり、0歳6カ月児 小学生の保育も承ります☆ 連絡が直前で大変恐縮ですが、明日、水曜午前11:30までに、吉永までご連絡お願いします。 (子どもを部屋に同伴 or 大人のみ参加の場合は、木曜22:00受付締切)

◆ 日 時:2013年9月14日(土)12:30-17:00

◆ 会 場:東山いきいき市民活動センター(京阪三条から徒歩5分) 
◆ 参加費:無料 (保育は1000円) ◆ 定員:30名
◆ 詳細・申込先 (↓ すみませんが、パソコン・スマートフォンのみ対応です。吉永への連絡でも申込代行します):
◆ 申込締切:9月12日(木) 22:00  < 保育締切 9月11日(水)11:30までに吉永へ>

◆ お問合せ・保育申込み: 
京都市未来まちづくり100人委員会
チーム16「外国人にとって住みやすいまち京都」 
吉永初美  hat-y.09017111307★i.softbank.jp  (★を@に変えてください)  

2013年7月14日日曜日

第6回「グローバル子育て講座」を開催しました

第6回「グローバル子育て講座」を開催しました。

日時: 2013年7月11日(木)10:30-11:30
天気: 晴れ
場所: 京都市壬生保育所
参加者: 10名のお母さん・妊婦さん、1名の一般参加者、10名の乳幼児、ゲストの張健さん、講座開催にご協力いただいた壬生保育所の鵜川さんと3名の委員スタッフの合計26名


ついに最終回を迎えた「グローバル子育て講座」。猛暑で「来てくれるのかなー」とスタッフが心配する中、たくさんの参加者が集まり、張さんの貴重なお話と参加者からの多くの質問で大盛況でした。

張健さんは、中国・北京出身で、15年前に日本にきました。ブラジル国籍の奥さまと7歳と2歳お子さんのお父さんです。大震災のあった2011年の3月11日朝に張さんの次男が誕生しました。中国に住む両親はとても心配しましたが、生まれたばかりの赤ちゃんのパスポートがなく、取得しようにもまず入国管理局でビザを取得しなければならず、ただちに日本を出国することはできない状況だったそうです。私たちが思いもつかない苦労が、外国籍住民として生活しているとあるようです。

張さんから、中国での出産・子育て、社会事情などについて、たくさんのことを教えていただきました。

中国では選択可能ですが、帝王切開が多いのだそうです。医療機関が少なく、妊婦にあわせていつでも対応できるわけではないので、予定日時を決めることができる帝王切開が一般的とのこと。予定日前日から1週間ほど入院します。自然分娩が選択できる分、日本のほうが恵まれているとお話していました。また最近では、体型を崩さないから、痛みが少ないからという理由でも帝王切開が人気とか。出産後の様子については、昔、中国の生活状況がよくなかったときは、出産後1ヶ月はベッドから降りないように言われていたそうです。体のいろいろなところが変化しているので、冷たい水を浴びると関節が悪くなる、とシャワーやお風呂は我慢。今はシャワーから温かい湯が出るので状況は変わってきているよう。中国では母乳をよく出るようにと、よく煮込んだ鮒や鶏の白い色のスープを食べるそうです。また、冷たいものは食べません。


生まれた子の世話は、母方の祖母がすることが多く、また、中国には「家政業」という仕事があり、子育てを専門とする家政業者は家事のみの業者より高給だが、よく利用されているとのこと。中国は共働きが一般的(共働きという言葉がないくらい当然)で、給料にはそれぞれのもの。産休は半年間、妊娠8ヶ月まで働き、出産してしばらく休んだら復帰します。日本では子育ては母親の仕事、という認識が自他ともに強い傾向がありますが、中国はそうではないようです。

中国の子どもは小学校入学までに500位漢字が書けるとのこと。張さんは家庭内では日本語で会話。長男の日本の小学校での漢字学習ペースだと少し心配になるそう。年に2回の北京帰省時は子ども達に中国語スイッチが入る様子。毎回3週間ほどの滞在なのですが、1週間くらいで慣れて、2週間目はけっこう分かる、3週間目は自然な会話ができる、でも日本に帰るとポンっとスイッチが戻って、中国語を使わなくなる、ということで、もっと長く滞在して中国語力を定着できないことが残念だそうです。

お話後には、参加者からたくさんの質問がありました。記事の最後にまとめてありますので、ぜひご覧ください。また講座後に有志でランチ会が開催され、京都での外国人とのエピソードや子育て情報などが和やかにおしゃべりされました。

京都市未来まちづくり100人委員会の「外国人にとって住みやすいまち京都」チームが描くビジョンは、「多様性x 交流 ⇒ 個人・地域に活力!誰もがごきげんさんに暮らせるまち京都」です。特に、外国籍住民にも、乳幼児の子育て中の親にも、活躍の場があり、さまざまな住民の個性・文化紹介や交流の機会が日常になっていること。そんな場から、多様な価値観や考えに触れた子育て世代が育まれ、その各親から子ども・家族・地域コミュニティーが育っていくこと。小さな積み重ねから10年後、20年後の多くの日本人の心が、外国籍住民など、言葉や文化の違う人、また、価値観の違う人、高齢者、障がい者、子どもなど、すべての人に心が開かれていることです。

全6回の「グローバル子育て講座」は、多文化共生社会の推進に貢献し、多様性に富んだ京都の魅力を充分に味わうきっかけになりました。いろいろな価値観に出会え、つながりのあるコミュニティーは、誰にとっても住みやすい活気ある地域社会だと私たちは考えています。

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参加者からの質問
Q1:中国で漢字を覚えるときに、アイウエオに相当するものはありますか。
A1:音から暗記させる。子供は賢いので大人が2~3回言ったことはすぐに覚える。音と漢字とピンイン(中国の漢字の読み方のローマ字表記)を勉強させる。本を買い与えて1日1ページとか勉強させる。
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Q2:中国でも早期教育はありますか。
A2:ピアノや二胡を習ったりする。日本の幼稚園に近い環境。送り迎えは祖父母が多い。
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Q3:中国の定年はいくつですか。
A3:地域により差はあるが、概ね男性60歳、女性55歳。人員削減のときは、男性55歳、女性50歳とされる場合もある。中国の就業体制は日本と違い、夫婦の仕事や給料はまったく個別。妻のほうが高給ということもままある。
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Q4:なぜ女性の方が定年が早いのか。
A4:中国では雇用の創出が進んでおらず、働き口が少ないため、若い人が働けるよう、新陳代謝を早めようという制度。また、退職後は働きたくない、孫の世話をしたい、という意識もある。その後孫の面倒を見るなど、退職後の人生を楽しんでいる。早朝の公園で太極拳や社交ダンスに熱心なシニアが多い。
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Q5:中国の幼稚園で子供の面倒を見てもらえる時間は。
A5:朝8時半か9時から午後5時くらいまで。日本の幼稚園より長い。保育所に近いイメージ。なお、中国に保育園はない。
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Q6:幼稚園は、公立と私立のどちらが多いのか。
A6:公立の方が多い。中国の戸籍制度では、都市戸籍と農村戸籍というのがあり、都市戸籍を持っていないと都市には住めない。都市への人口流入を防ぐための制度。近年、出稼ぎで都市に移住する人が多いが、都市戸籍がないと保険や年金に加入できないため問題視されている。公立の幼稚園にももちろん入れない。そこで、都市近郊の農村で暮らして都市で就労するのだが、そういう家族のために民間の託児所などが作られている。日本の保育所はすばらしい。設備がよい。中国の幼稚園には扇風機も足りていないし、遊具も少ない。
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Q7:北京では大気汚染がひどいようだがどう対策をしているのか。
A7:マスクをするが、面倒がる人も。北京の大気汚染は気候の影響が大きく、冬は昼でも氷点下なくらい寒さが厳しいため、都市部のマンションでは集中暖房、平屋では練炭ストーブで暖をとる。その煙や、自動車の排気ガスで曇る。雨や風だと空気が動くので大丈夫だが、空気が停滞するとひどい。子供を外で遊ばせられない。遊ぶ場合はマスク着用。
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Q8:北京で走っている自動車の種類は。
A8:フォルクスワーゲン(ドイツ)、ヒュンダイ(韓国)、日本車が一般的。ただし、現地生産である。
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Q9:離乳食で中国らしいものは。
A9:子供用と大人用の食事は別に作る。子供用は口に入れたら溶けるくらいやわらかく。そうめんを煮込んで、トマトと卵を炒めて作ったスープをかけて食べる。茶碗蒸しもよい。
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Q10:北京は粉料理が多いと聞いているが。
A10:水餃子をよく食べる。皮や餡から作る。煮込むと手作りの皮がつるっとしてきて食べやすい。子供も大好きである。余った水餃子は油で揚げたりして食べる。
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Q11:外国人の子供が集まる場所はあるか。
A11:国際交流会館の「ホッとチャット」、ほっこりはあと出町「ジャフォール」など。
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Q12:夫婦げんかしたときの仲直り方法は。
A12:子育てと仕事で忙しくけんかする暇はない。もし妻との雰囲気が悪くなったら適度なところで逃げる。
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Q13:京都で中国の料理を味わうために行くレストランなどはあるか。
A13:日本の中華料理は日本人用にアレンジされている。東大路四条を南に下がって西に入ったところに「好来屋(こきや)」という店、四条大橋そばの「東華菜館」や、四条河原町下がるの「桃園亭」など。
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Q14:「いないいないばぁ」に相当するものはあるか。
A14:子供をあやすときは、顔を両手で隠して、手を開きながら「めっ!」(?)とかやる。
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Q15:よく料理するとのことだが、どのような料理を。
A15:中華料理。食材を油で炒めることが多い。塩、しょうゆ、料理酒、ごま油で味付け。これがあれば十分。基本的に食べ物には火を通す。たまに刺身を買ったり、寿司を食べることもある。
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Q16:共働きについて。
A16:夫婦両方働くというのは中国では一般的な考え方。男女で仕事の内容に差はない。男女平等の考え方は中国の方が日本よりも進んでいる。もちろん相手の収入により、専業主婦・主夫という道もある。
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Q17:晩婚化という現象はあるか。
A17:中国では法律上の婚姻年齢は男性23歳、女性21歳(?)だが、晩婚化の傾向も見られる。また、結婚しない女性もいる。仕事ができすぎる故に結婚が難しいことも。結婚しても、夫が「専業主夫」というケースもある。子供を作らず、2倍の収入で夫婦二人楽しむという生き方もある。
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2013年7月9日火曜日

第5回「グローバル子育て講座」を開催しました


第5回「グローバル子育て講座」を開催しました。

日時: 2013年7月8日(月)10:30-11:30
天気: 晴れ
場所: ほっこりはあと出町
参加者: 26名の一般参加者・パパ・ママ、18名の乳幼児、2名の委員スタッフ、計46名

Jafore 日本語を母語としない家族のための子育て支援チームが毎月開催する「多言語子育てひろば」と、京都市未来まちづくり100人委員会とのコラボ企画、第二弾です。アメリカ出身のお父さん、中国出身のお母さんも一緒に、子ども、子育て環境などについて話が盛り上がりました。


はじめに、"Hello to All the Children of the World" という歌をうたいました。この歌の歌詞には、9カ国語で「こんにちは」が入っています。外国から来た方に、出身地域のあいさつをするととても喜びます。あいさつは会話を始めるきっかけになりますね。


今回は、カナダ在住で今、調査のために京都に滞在している高柳さんに、「カナダと日本の子育て比較」のお話を英語でしていただきました。(委員が通訳。)

カナダの男性は、子育てにできる限り長い時間関わるようになってきてはいますが、仕事がメインという考え方も多いとのこと。また、共働きが多く、家事は外注する家庭も多いよう。週末は家族全員ですごすそうです。

日本は幼稚園・保育園と区別して利用しますが、カナダでも同じように就学前の施設としては、プリスクールとデイケアがあるそうです。一般的に就学は5歳、キンダーガーテン(幼稚園)からで、小学校1年生の前の年にあたります。

伝統的に個々の家庭での子育ての選択を重視しているカナダでは、デイケアに対しての政府の援助があまりないため、日本と比べると費用が高いそうです。そこでナニーを雇うという選択肢もあるそうです。
ナニーとは、乳母のようなもので、ベビーシッターよりも長期間、密接に関与します。決して子育てをナニーに任せっぱなしにするのではなく、親がしつけや教育方針を指示しますが、子どもが両親よりもむしろナニーになついてしまうこともあるそうです。
ナニーの担い手は、バンクーバーではフィリピン人、NYではジャマイカ・ブラジル・香港の人々など。カナダでは、2年間ナニーとして住み込みで働いたら移民ビザの申請が可能になるそうです。

参加者からは、「ナニーに任せてしまって不安はありませんか?」との質問がありました。
カナダではナニーに子育てや教育の資格や認証はないが、それは親も同じこと。ナニーは母親代わりのようなもので、教育を受けさせたいならデイケアーに任せる。もちろん契約時に任せて良いものかチェックはする、とのことです。

世界を見ればいろんな価値観と子育ての方法がありますね。カナダでの子育て事情の話を聞いて、いろんな方法の中から自分で選んで子育てができることに気づきました。多様な価値観が認められて尊重される社会は、誰にとっても住みやすいまちになっていくでしょう。

会の最後には、インドネシアの言葉で1から10の数え、台湾の絵本の読み聞かせがありました。中国出身のお母さんに、「媽媽在哪裡?(ママはどこ?)」を読んでいただきました。

2013年7月7日日曜日

第4回「グローバル子育て講座」を開催しました



日時: 2013年7月4日(木)10:30-11:30
天気: 曇りのち雨
場所: 京都市壬生保育所
参加者: ゲストのタカノさん、8名のお母さん・妊婦さん、8名の乳幼児、一般参加者3名とスタッフの2名の合計22名。

ボン・ヂーア!(Bom dia) とポルトガル語の朝のあいさつで始まった、第4回目の「グローバル子育て講座」。今回のゲスト、タカノ・ヴィオレッタ・ミサキさんは、ブラジル、アマゾン出身の日系2世で、15年前に留学で来日されました。学生時代に知り合った中国・北京出身の張健さん(次週講座のゲスト)と結婚、6歳と2歳のお子さんと伏見区向島にお暮らしです。

まずはブラジルの写真や童謡(ネコの歌)を紹介してもらい、そして様々なアマゾンの日用品や土産物 を触らせてもらいました(アマゾンの香草、ひょうたんで作った倒れない器、種のネックレス、雨の音のする楽器(参加の赤ちゃんたちにも好評!)、ピラニアの剥製など)。

タカノさんは、母国流、日本流、中国流、それぞれの良いところをとって子育て楽しんでいる様子でした。

アマゾンでは、ほとんどの部屋でハンモックをつるせるようになっており、子育てにもこのハンモックが欠かせないそうです。母子または赤ちゃんだけで日中のほとんどをゆらゆらしながらのんびり過ごします。ブラジルのハンモックは大型で、横たわる時の角度を工夫するので、寝がえりしても落ちず、ハンモックの半分が上布団がわりにもなるとのこと。

ブラジルでの離乳食は、バナナ、パパイヤ、アボカドなどの(田舎では自宅の庭に生えている)果物をつぶして食べさせるそうです。タカノさんには、離乳食は甘いもの、というイメージがあったので、日本の育児雑誌に“南国の食べ物はアレルギーの心配があるので控えること”、“シラスや納豆も与えましょう”、と記載されていて驚いたそうです。

また出産事情について、ブラジル都市部では帝王切開がほとんどとのこと。妊婦健診回数も少なく、出産後一泊だけ入院して帰宅するそうです。田舎では現在も妊婦健診うけず、陣痛が始まったら産婆さんを呼ぶとのこと。医療が整っていないために、より安全で確実に子どもを産む方法が帝王切開であり、365日24時間出産できる日本は先進国ですね、と話されました。

ブラジルでは、妊婦も立ったばかりの赤ちゃんも大音量の音楽のなかサンバのステップを踏むとのこと。また、妊娠出産で仕事を辞めることもないそうです。保育所は整っておらず、ベビーシッター、おじいちゃんおばあちゃんにお願いすることが多いようです。幼稚園は富裕層だけが利用しており、大学の学費よりも高い費用がかかるそうです。都市部の子どもは町の中で自由に遊ぶことはあまりなく(誘拐などの危険が多いため)、親子で有料の公園などに行ったりします。

参加者からの質問も、父親の育児参加や、社会の子どもに対する態度など、様々ありました。ブラジルではレディーファーストが徹底していて、独身時代に男性は女性に尽くし、女性も大変プライドが高いそうです。結婚後は、家庭内では夫は保守的にふるまい、妻に育児を任せますが、家族で外出時には夫が妻や子に甲斐甲斐しくサービスするとのこと。ブラジルの航空会社ではキャビンアテンダントはほとんど男性なのだそうです。

他の文化や習慣について知ったり考えることは、自身の子育てや地域を考え直す機会にもなりそうです。きっと子育てには、「これ!」というひとつの方法なんてなく、世界を見れば、まったく違う価値観や子育ての方法があるんですね。参加者からも「ところかわれば、いろいろ変わるんだなと思った。」「他国の出産・子育て事情も知りたい。」「もっと京都のお母さんたちの活動を知りたい。」「異国での夫婦の関係性や料理などの話は独身者にも興味深い。」といった感想をいただきました。

なお今回タカノさんには、「京都市国際交流会館」の“タブサポ”事業(http://www.kcif.or.jp/interactsupport/homes)を通じてお越しいただきました。地下鉄東西線の蹴上駅に近いこの会館は、国際交流や多文化共生の推進、外国籍住民の生活サポートをしています。今回講座の参加者で、この施設自体を知らない人も約半数。“子育て”というキーワードから、今まで国際交流などに関心がなかった方にも、京都にすんでいる外国籍住民について知ってもらったり、より色々な視点から日本の子育て環境を考えてもらったりする機会を提供できたようです。

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今後の講座の予定です。

対象:  
☆ 乳幼児の子育てをしている方 (お子さん同伴歓迎♪: 保育はつきません、おもちゃは多数あります。)
☆ 国際交流、多文化共生、京都市での子育てに関心がある一般の方。

時間: いずれも10:30~11:30 (開場10:00~)  参加費: 無料   事前申込: 不要
会場 ・ 開催日 ・ ゲスト出身国

ジャフォール 多言語子育てひろば 【上京区、ほっこりはあと出町(葵橋西詰)和室】地図
  7月8日(月) 日本カナダ子育て比較研究者、中国出身ママによる絵本の読み聞かせ、

ひだまりコーナー 【中京区、京都市壬生保育所(姉小路通西大路東入る)】地図
  7月11日(木)  張健さん (中国出身のお父さん)

お問合せ: 吉永 (第4期 京都市未来まちづくり100人委員会 委員)
        電話:090-1711-1307 
        Eメール: hatmiu★hotmail.com (★を@に変えてください。)

2013年6月27日木曜日

第3回「グローバル子育て講座」を開催しました

第3回「グローバル子育て講座」を開催しました。
日時: 2013年6月25日(火)10:30-11:30
天気: 晴れ
場所: 元明倫幼稚園
参加者: 4名のお母さん、5名の乳幼児、ゲストスピーカーのアウリアさん(インドネシア・ジャカルタ出身)と委員スタッフ2名の12名が集まりました。参加者の中でインドネシアに行ったことのある方は3名。

アウリアさんは、2012年11月にご主人の留学に伴って、現在小学2年生と年長のお子さんたちと共に京都にきました。
まず、インドネシアについて、カラフルで見応えのある写真をみながらインドネシアの観光、自然、動物、宗教、民族、人口、言葉、文化、食べ物などについて英語で説明がありました(委員が通訳)。
日本での生活で困ることは、主に3つあるとのこと。ところどころ日本語も交えて話されました。
①言葉ー「日本語はむずかしいよね。」

②食べ物ーイスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられていますが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求されます。この作法が遵守された食品がハラールとされていてます。アウリアさんは日本で、魚や鶏肉を食べたり、荒神口のイスラム文化センターでハラール・ミートを買ったりしています。「すし、うどん好きです。」またお酒は飲みません。

③お祈りー1日5回お祈りをします。インドネシアでは日の出と日没の時間がどのシーズンでも大きく変わりませんが、日本は季節によって違います。また祈る場所も無いので、子どもと遊びに行った公園でお祈りをすることもあるそうです。

京都での生活は大変なことも多いですが、生活をとても楽しんでいるとのこと。京都での生活をはじめる際には、とても混乱していましたが、偶然出会った日本人のお友達に幼稚園探しから、買い物の場所を教えてもらい、ずいぶん助けてもらったそうです。京都の人は、やさしい、親切、いつも助けてくれる、と嬉しそうに話されました。

娘さんの学校の先生もとても献身的で、英語での会話に限界はありますが、伝えよう、どうにかコミュニケーションをとりたいという気持ちが伝わってくるようです。公園や、図書館などといった公共施設もフル活用し、美しい京都での生活を楽しんでいるとのことです。

今回の講座では、参加者から質問も多数ありましたが、アウリアさん自身からも「おいしいお寿司屋さんはどこ?」「こどもの遊び場でおすすめは?」といった質問が寄せられ、参加者みんなで答えました。また「日本から学ぶことがたくさんある」と日本人の意識や習慣、文化にも関心を寄せていました。特に、特に、来日時は太めだった娘さんが、よく走れるようになり、知的教育以外にも健康や人格教育にも配慮されている点が、日本は素晴らしいと話されました。

普段の生活だけでは、日本人が外国籍住民との接点を持つことも、また外国籍住民も地域とつながる機会はなかなかありません。16班が取り組む「グローバル子育て講座」は、外国籍住民にとっても生活情報交換の場や地域とつながるきっかけになります。京都市民と外国籍住民が、気軽におしゃべりしたり、相談したりする場づくりも、「外国人にとって住みやすいまち・京都」を目指す上で大事なことのようです。
先日6月22日の定例会議で、(公財)京都府国際センターと(公財)京都市国際交流協会にヒアリングを行った際、以下の話題があがりました。

ボランティアによる日本語教室が果たす役割は極めて重要であり、日本語教育のみならずいろいろな生活情報の交換の場となっており、まさに「多文化共生の核」となっている。これがないと困っている外国籍住民と接点を持つことも難しい。

日本語教室以外にも、地域の子育てひろば、保育所、学校、自治会など、多文化共生の核になる可能性がありそうです。これからもさらにメンバーみんなで意識、知識を高めていきたいです。


当日は外国人支援に関するパンフレット、多言語で書かれている情報・資料などを展示しました。
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今後の講座の予定です。
★ 外国籍住民のゲストと共に、世界の子育てや、京都の多文化事情を学ぼう ★


対象:  乳幼児の子育てをしている方 (お子さん同伴歓迎♪: 保育はつきません)
 国際交流、多文化共生、京都市での子育てに関心がある一般の方。


時間: いずれも10:30~11:30 (開場10:00~)  参加費: 無料   事前申込: 不要


会場 ・ 開催日 ・ ゲスト出身国

ひだまりコーナー 【中京区、京都市壬生保育所(姉小路通西大路東入る)】地図
 7月4日(木) タカノ・ヴィオレッタ・ミサキ(ブラジル出身の日系お母さん)
 7月11日(木)  張健(中国出身のお父さん)


ジャフォール 多言語子育てひろば 【上京区、ほっこりはあと出町(葵橋西詰)和室】地図
 7月8日(月) 日本カナダ子育て比較研究者

お問合せ: 吉永(第4期 京都市未来まちづくり100人委員会 委員)
        電話:090-1711-1307 
        Eメール: hatmiu★hotmail.com (★を@に変えてください。)

2013年6月13日木曜日

第2回「グローバル子育て講座」を開催しました

京都市未来まちづくり100人委員会「外国人にとって住みやすいまち・京都」チームでは、地域とつながる子育て家族を主な対象として、全6回の連続講座「グローバル子育て講座」を開催することで、外国籍住民が個性や文化紹介をする機会、一般的な日本人がより広い視野・経験をもとに考える機会を増やし、日本人も外国出身の人も一緒に活気ある地域社会をつくっていく環境を作りたいと活動を始めました。

第2回目となる「グローバル子育て講座」を6月10日(月)、開催しました。

日時: 2013年6月10日(月)10:30-11:30
天気: 晴れ
場所: ほっこりはあと出町
参加者: 9名の一般参加者、19名のママ、15名の乳幼児、4名の委員スタッフ、計47名

Jafore 日本語を母語としない家族のための子育て支援チームが毎月開催する「多言語子育てひろば」と、京都市未来まちづくり100人委員会とのコラボ講座。

ネパール、インドネシア、韓国、中国出身の家族も一緒に集い、総勢47名。一緒に多文化共生について考える回となりました。

はじめに委員の西から、全体の説明、次いで委員の吉永から100人委員会の取り組み、16班「外国人にとって住みやすいまち・京都」についての紹介、委員の西から京都市に住む外国籍住民についてのプレゼンテーションがありました。「多文化共生社会」、「オールドカマー」、「ニューカマー」という用語を聞き慣れていない参加者が多く、一般の日本人が京都に住む外国人について関心を寄せる第一歩となりました。


講師は、中国出身、スウェーデンと日本で出産をし、2人の子ども(5歳と2歳)を京都で育てているZuo Pingさん。「スウェーデンと日本での出産」についてお話しいただきました。
*詳しいお話の内容について、文末にまとめてありますのでご覧ください。

スウェーデン、日本での検診、出産、産後、乳児検診、予防接種などについてお話いただき、どの参加者もとても真剣に聞き入っていました。初乳をあげるタイミングについて、入院期間について、など、参加者自身の体験談を交えながらたくさんの質問がありました。日本、インドネシア、韓国、中国、スウェーデンの妊娠・出産事情についてにも話が広がり、とても活発に情報交換をしました。

ネパール出身のティラクさんにネパール語で1から10までを教えていただく時間もありました。ネパールでいないいないばぁは、「チャイナチャイナチャイナ~」と言うそうです。
最後は英語の『First the Egg』という絵本の読み聞かせがありました。


たくさんの参加者が集い、多文化共生社会について知り考えるきっかけとなり、とても有意義な時間でした。講師を務めてくださったZuo Pingさんからは、「自分の話をすることができてとても嬉しかった。機会(chance)をありがとう。」とコメントいただきました。外国籍住民の活躍できる場があることも、「外国人にとって住みやすいまち・京都」を目指す上で、とても重要なことかもしれません。

次回、第3回「グローバル子育て講座」は以下の通りです。お楽しみに!!
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日時: 625日(火)10:30-11:30(10時開場)
講師: インドネシア出身のAuliaさん
場所: 明倫こども広場 【中京区、元明倫幼稚園(室町通蛸薬師下る)遊戯室】 地図
参加費: 無料   
事前申込: 不要
お問合せ:  吉永(第4期 京都市未来まちづくり100人委員会 委員)
        電話:090-1711-1307 
        Eメール: hatmiu★hotmail.com (★を@に変えてください。)
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【Zuo Pingさんのお話のまとめ】
5歳と2歳のお子さんを持つ中国出身のZuo Pingさんの体験談
ルンド大学病院(スウェーデン南部)と京都大学病院での出産の違い

・ ルンドでは、妊娠が分かると地域の病院にて、担当助産師を決定。出産まで同じ助産師が健診。 日本は男性産婦人科医が多いが、スウェーデンの助産師は全て女性。異常がなければエコーは2回のみ。

・ ルンドでは出産予定日が近づくと両親学級が設定され、出産時の呼吸法や身体をリラックスさせる方法、夫が妻に肩や脚のマッサージをする方法が教えられる。

・ 入院のタイミングは、両方の大学病院で、子宮口が指3本分開いた時。京都大学病院では、分娩までは陣痛室で待機だったが、ルンド大学病院では、初めから設備の整った分娩室へ。夫もそばにいることができ、看護師たちが冷たい飲み物やマッサージを随時提供してくれる。

・ ルンド大学病院では、看護師の提案のもと、痛みを緩和する様々な方法を試した。1)あたたかい風呂に入る。2)大きなボールやベッドの端に様々な姿勢で寄りかかる。3)頭への鍼(はり)。なお、腰への局所麻酔を希望したが、悪影響がでるかもしれないので、却下された。

・ ルンド大学病院では、出産後、3人部屋で過ごした。夫は夜間以外付添い可能だった。母子の健診の後、母子でホテルに移動し、医師の許可を得るまで、2~3日間待機した。ホテルは病院と直結している。京都大学病院では4人部屋で回復するまで過ごし、夫と会えるのは、面会室での限られた時間だけだった。

・ ルンドでは帰宅後、看護師が自宅へ来るように設定されていた。その後、1カ月目は週1回、指定の場所で赤ちゃんの健診を受けた。2ヶ月目は2週間おきに、3~6カ月は毎月健診を受け、そして1歳と1歳半の時にも健診があった。ルンドでは予防接種は、看護師がスケジュール管理してくれて、母親が気にかける必要はなかった。

・ 京都では、産後1カ月以内に看護師が自宅に健診に来た。その後、何かあったときには、自分で病院に行く必要があった。予防接種も、いくつかの集団接種以外は、自己判断で病院に行かなければならない。

・ ルンドでは、全ての妊婦健診、出産、産後健診、予防接種は無料だった。京都では、まず自分で支払い、後で政府に申請して補助金をもらう。所得状況により、補助金額が異なる。


参加者からの質問: 出産後、赤ちゃんに会えたのはいつ?
答え: 赤ちゃんを洗ってすぐ。日本でもそう頼んだ。
・ 韓国で出産の参加者:
すぐに会いたいと頼んだが、3時間後くらいにやっと。スタッフは赤ちゃんが温度や光に慣れる必要があるから、と説明し、すぐの面会を渋っていた。
・ インドネシアで出産の参加者:
7年前の出産時は1晩あけてから対面、5年前の出産時には、病院スタッフをせかして2時間後。現在は、政府やNGOが母乳や母子の愛着のために、すぐに対面することを推奨している。

質問: 病院での食事は?
答え: ルンドでの食事はブッフェ形式だった。

質問: スウェーデンの離乳食は?
答え: 4~6カ月頃から、野菜をすりつぶしたもの。
街では、冬でも離乳食の缶詰から直接与えているのをよく見かける。

質問: スウェーデンでの、子育て支援施設は?
答え: 幼稚園の他にも、ほっこりはあと出町のような乳幼児親子の遊び場が地域毎にある。

質問: スウェーデンの冬は大変では?
2年半滞在したが、ルンドは南部の町なので、そんなに大変ではない。室内はセントラル・ヒーティングで温かい。

2013年6月2日日曜日

第1回「グローバル子育て講座」を開催しました


日時:2013年5月31日(金)10:30-11:30
天気:晴れ
場所:元明倫幼稚園
参加者:7名のママ、8名の乳幼児、6名のスタッフ、計21名

5月31日(金)、第1回「グローバル子育て講座」を元明倫幼稚園にて開催いたしました
天気は快晴。総勢21名が集まり、一緒に楽しく多文化共生について考え学ぶ機会を得ることができました。

委員の吉永から「京都市未来まちづくり100人委員会」の説明、16班「外国人にとって住みやすいまち京都」の取り組みについての話があり、その後、委員の西から京都市の外国籍住民について概略をつかむシンプルなプレゼンテーションがありました。

外国籍の人と、この一年の間に話をしたことがある参加者はおらず外国籍住民を身近に感じる第一歩となりました。

メインタイムには、プラーさん(NPO法人CHARM職員)にお話いただきました。
はじめに、タイのイメージを参加者お一人ずつ伺い、きらびやかな寺院、マッサージ、辛い料理、微笑みの国など、エキゾチックなタイのイメージを共有しました。



市場、バス、船といった街の様子の写真を見ながらタイの雰囲気を味わい、タイの国、子育て事情、日本の外国籍住民の様子、国際結婚についてなどの話を聞き、日頃の子ども中心の世界から、パッと視野が広がる体験ができました。

タイでは、共働きがほとんどで地域で子どもを育てるとのこと。夏休みには職場に子どもを連れてきたりすることもあるとか。また、日本と違って、それほど超裕福な家庭でなくてもお手伝いさんが普及しているそうです。外食することも多いそうです。(羨ましい!)レストランでも子どもは大歓迎。従業員さんが子どもを抱き上げて面倒を見てくれることもあるそうです。

タイの子は、学校帰りに屋台でちょっと食べることが多く、下校時間の学校前には屋台が並んでいるそうです。お母さんは助かるね、という声も。

一方治安の面では、子どもの送り迎えは親がすることが当然で、本のような集団下校は考えられないとの話もありました。

日本に住んでいる外国住民の困りごととしては、医療機関を受診する際の保険の話がありました。
国際結婚に関するクイズの時間もあり、楽しくタイについて学び、多文化共生社会について考えることができました。みなさんとても熱心に話をきいていました。

講座の参加者からは以下の感想がよせられました。
ぜひまた参加したい。タイの結婚事情(別姓)共働き事情を知れたことがためになった。行ったことがないタイのことを知ることができた。ドアちかマップをもらえて良かった。普段は知りえない子育て事情が知れておもしろかった。

次回、第2回の「グローバル子育て講座」は、6月10日(月)です。
日時:2013年6月10日(月)10:30-11:30
場所:つどいの広場「ほっこりはあと出町」(map)
こちらから詳細をご確認下さい。